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☆ ペインクリニックに関する知識

「第三の新療法」は副作用の心配がない

神経ブロックで使われる局所麻酔薬などの治療薬は、身体に蓄積されず分解も早いため、副作用が最も少ない薬に分類されます。そのため、風邪薬さえ飲めない悪阻期の妊婦さんでも、ペインクリニックなら安心して受診することができます。

腰や首に注射を打つと大変なことになると心配される方もいますが、もし「大変なこと」が起きていれば、この時勢です、大きな社会問題となり、世間からその罪を問われていることでしょう。ペインクリニックは民間の療法ではありません。

医師の資格を持つ者だけが行える純然たる医療行為です。どうか痛み治療の専門家であるペインクリニックの医師を信じて下さい。

「第三の新療法」と呼ばれるペインクリニックですが、その治療の歴史は古く、1910年、ニューヨーク大学に始まります。当時は神経ブロック外来という名前でした。

日本では昭和38年、東京大学で若杉文吉博士により始まりました。最近では、多くの病院にペインクリニックが設けられていますが、カワバタクリニックのようにペインクリニック専門の開業医はまだ多くはありません。

今までの医学は痛みに対して、鎮痛薬や消炎剤(炎症を抑える薬)、ビタミン剤、筋肉を緩める薬などを投与し、効果がなければけん引や電気治療、リハビリなどの理学療法を行い、それでも症状が改善されなければ手術を施してきました。

ペインクリニックは、このような長期間にわたって症状を抱え込んできた症例に対して、わずか2〜3回の治療で症状を取り去ってしまうことも可能なのです。

まさに「第三の新療法」と呼ばれる理由はここにあるのです。

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